食材が限られた海外でも作れる、自家製和風キムチの作り方をご紹介します。
このレシピで作れば、日本のスーパーのキムチ売り場にある、パックに入った和風キムチの味が簡単に再現できます。
まず、最初にお断りなのですが、この自家製和風キムチは、日本で購入した材料を利用しています。
海外なのに日本の材料使うの…!?と思われた方、ごめんなさい。
我が家が海外駐在中に住んでいた地域では、購入できる日本食が極端に限られていることと、それでも家ではなるべく日本食を食べたいので、日持ちのする食材を日本から持って行っていました。
お住まいの地域に日本食スーパーや、スーパーマーケットの日本食コーナーがあれば、置いてある商品かもしれないので、レシピを見ながらチェックしてみてください。
住んでいる地域では手に入らない…という我が家と同じ状況の方は、次回の一時帰国で調達するものリストへの追加をおすすめします!
今回のレシピで使用している材料は、他の料理にも使えて汎用性があり、且つ長期保存できるものばかりなので、海外在住の日本人の食卓には役立つこと間違いなしです。

海外在住の方の自炊メニューのバリエーションや、一時帰国の際に調達するとよい物の参考になれば幸いです。
自家製和風キムチの材料・準備するもの
自家製和風キムチの材料と準備するものは、次のとおりです。
キムチ漬けにしたい野菜は、大根、白菜、きゅうりなど、お好みのものなんでもいいです。
今回は、例としてきゅうり3本に対してのレシピでご紹介します。
分量はアバウトなところもあるので、お好みにあわせて調整してみてください。
- 漬けたい野菜
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今回はきゅうり3本
- 桃屋キムチの素
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約50ml
- にんじん(あれば)
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約5cm
- ニンニクすりおろし
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1片
- しょうがすりおろし
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ニンニクと同量
- 塩
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1つまみ
- 昆布
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約5cm
- 鷹の爪
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1本(あれば)
- 粒状かつおだし
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小さじ2
- ジップロック
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1枚
桃屋のキムチの素だけでもキムチとしては充分ですが、生姜、ニンニク、粒状かつおだしを加えることが、香りや和風風味を出すポイントです。
和風風味を出すためには、粒状かつお出汁の素は絶対入れて欲しい材料です。
桃屋キムチの素は、海外在住者なら、大きいボトルを持っていくのがおすすめ!
何度もキムチが作れますし、キムチだけではなく、キムチ鍋、野菜炒め、炒飯、和え物などの味付けにも使えて何かと便利です。

食卓の味のバリエーションが増えるので、桃屋のキムチの素の大ボトルが助かっています。
自家製和風キムチの作り方
自家製和風キムチの作り方は次のとおりです。
漬け込み野菜を切って塩をまぶす。
にんにく、生姜はすりおろす。昆布は細い糸状に切る。鷹の爪も薄い輪切りにする。
全ての材料をジップロックにれて混ぜる。
野菜の種類や好みに合わせて、半日から数日間冷蔵庫で寝かせておきます。
詳しい手順はこれ以降でご紹介します。

今回は、オイキムチを作りました!載せている画像は、実家(日本)滞在中に大量に採れたきゅうりで作ったものを撮ったので、上記の倍量以上で作っています(笑)
Step1:漬け込み野菜を切って塩を塗す

漬け込み野菜は食べやすい大きさに切ります。
にんじんはスライサーで千切りに。(にんじんは色合い要素が強いので、あってもなくてもどちらでも。)
ザルに移して、塩をまぶしてしばらく放置。
塩加減は、1つまみとしていますが、漬け込み前に洗い流さないので、目安は1つ食べてみてほんのり塩気を感じるくらい。
漬け込み野菜は、塩をまぶしてしばらく放置した後、キムチの素と合わせる前に手で絞って水気を取っておきます。
塩をまぶした野菜を置いている間に、他の材料の下準備をします。
Step2:ニンニク・しょうが・昆布・鷹の爪の準備

ニンニクとしょうがをすりおろします。(チューブがあれば、もちろんそれでも。)

昆布と鷹の爪も、キッチンバサミで細切りにします。
こちらも刻み昆布や輪切りの鷹の爪があればそちらの方が手間なく簡単ですが、物資乏しい海外在住の身、贅沢は言えません。

昆布は漬け込んで水分を含むと太く厚くなるので、できる限り細切りにする方が、食べるときに口当たりがよいです。
本物の昆布が手に入らない場合、昆布は無しでもいいですし、粒状の昆布だしの素でも代用が可能です。
また、塩昆布で代用するのも良いですね。この場合、STEP1で野菜にまぶす塩の量は調整してください。
Step3:ジップロックに材料を入れる

水分を絞った漬け込み野菜と、全てての調味料、キムチの素をジップロックの袋に入れ、混ぜ合わせます。

ジップロックの袋の中に空気をたくさん含ませた状態でいったん封をし、袋を振って中身を混ぜ合わせます。
中が混ざったら、ジップロックの中の空気をしっかり抜いて、冷蔵庫で寝かせます。
全部の材料をジップロックに一気に入れるのではなく、底から、「桃屋キムチの素→しょうが・ニンニク・昆布・鷹の爪・粒状だし→漬け込み野菜→桃屋キムチの素→しょうが…」と、少量ずつ2,3回に分けて層になるように入れると、均等に混ぜることができます。
きゅうりの場合、午前中に漬けると、晩ご飯には浅漬けでいただけますが、個人的な食べ頃は3日目以降です。
大根は、5日目頃でやっと漬かってきたと感じたので割と長くかかります。
食べ頃までの時間は、野菜の種類や状態、好みで変わってきますので、味見して状態をみながらベストな食べ頃を見つけてください。

味見しながらベストな食べ頃を見つけるのも、楽しみのひとつです。
自家製キムチが完成!

そして、完成したオイキムチがこちら。
キムチの素ときゅうりが馴染んで、しっかりと漬かっています。
人参は無くてもよいですが、このように盛り付けた時に色味になって綺麗です。
お味は、本格的な和風キムチ。
白菜で作った時は、日本のスーパーで売られている、パックに入ったキムチと同じあの味がする!
粒状かつおだしを入れていることで和風キムチに仕上がります。

手に入らない食材があっても、粒状かつおだしだけは入れて欲しい…!
作った自家製キムチでアレンジ料理

海外在住の身としては、白米に和風キムチだけでも十分に贅沢。
ですが、色々な料理にアレンジすれば、食卓のバリエーションを増やすことができます。
例えば、キムチ鍋、キムチうどん、豚キムチ炒め、キムチ納豆などなど…。

適当な大きさに切った山芋とオイキムチを和え物にもしました。
あと、豆腐の上に乗せて、キムチ冷奴もいいですね。
豆腐は、簡単に作れるキットを見つけたので、こちら▼を利用してよく手作りしています。

我が家が住んでいた地域では豆腐も手に入らなかったので、こちらも強い味方として大活躍してくれ、何より手軽で美味しいんです。
まとめ:海外でも和風キムチを手作りして食卓にバリエーションを!

以上、海外でも作れる和風キムチのレシピのご紹介でした。
今現在海外に住んでいる人が、誰もが現地で購入できて、今すぐにでも作れる!というものではありませんが…
我が家は日本から持って行く食材と、現地で購入できる野菜を合わせて、このような方法で和風キムチを作っています。
海外生活での自炊レシピのお助けや、日本で調達するとよい物についてのアイディアの参考になれば幸いです。
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