バンコクの外せない観光スポットと言えば、「バンコク3大寺院」。
そして、3大寺院と並んでインスタ映えすると最近話題になっている人気のお寺が「ワット・パクナム」。
今回はバンコクの人気観光地のこれら4つの寺院を巡ってきましたので、各寺院の見所と観光時に気をつけることについてまとめてご紹介します!
バンコク3大寺院とは
バンコクで有名な3つのお寺
バンコクで有名な3つのお寺「ワット・プラケオ」「ワット・ポー」「ワット・アルン」をまとめて、「バンコク3大寺院」と呼ばれています。
バンコク3大寺院への行き方
旅行前に調べたところ、3つの寺院はバンコク市内のチャオプラヤー川沿いのエリアにまとまって位置しています。
そのため、以下のような公共交通機関を用いて個人でも寺院巡りをすることが可能です。
- タクシー
- 電車+トゥクトゥク
- 電車+チャオプラヤー・エクスプレス(船)
バンコク市内は路線が非常に発達しており、電車移動でバンコク市内を観光できます。
そのため、駅へのアクセスが便利なホテルを選ぶことがスムーズに観光するポイントだと感じました。
今回のバンコク旅行で宿泊したグランデセンターポイントホテル21はアソーク駅とショッピングモールに直結していて大変便利なホテルでした。
このホテルの宿泊記は別記事にまとめています。

ベルトラで半日ツアーを手配して効率よく観光
さすが人気の観光スポットだけあって、寺院巡りツアーを提供しているバンコクのツアー会社が多数あります。
観光場所がバンコク市内の固まったエリアにあるので、寺院巡りだけのプランであれば多くのツアーは半日の行程で組まれています。
今回は私もVELTRA(ベルトラ )
から手配したツアーに参加して観光しました。
公共交通機関で行ける場所にツアーで行くのもかどうか…と悩んだのですが、以下の点を考慮してツアーで観光することに。
- 2泊3日の旅程のため丸一日観光できるのはたった1日
- 違う方向の電車に乗ってしまったり、道に迷ってしまうタイムロスは絶対に避けたい
- 他にも行きたいところ、食べたいものが満載の旅行プランなので、寺院はサクッと観て回りたい
現地の公共交通機関を使って観光地を巡ることも旅の醍醐味ではありますが、今回はとにかく時間が無い…。
バンコク3大寺院とワットアルンを見ることに目的を絞り、効率最優先でツアーに申し込みました。
結果、大正解!
午前中に4箇所のお寺を巡り、お昼過ぎには次に計画してる予定の行き先に便利な駅を解散場所としてもらいツアー終了、という予想以上の超効率的プラン。
観光できる日数が少なかったり、予定ツメツメの観光スケジュールの場合こそ、ツアー利用がおすすめです。
\ 現地ツアーで効率よく観光 /
参加したツアーの内容とバンコク寺院巡りの様子
参加したツアーの内容とバンコク寺院巡りの様子について、詳しく紹介していきます。
専用バンでホテル出発
朝8:00頃にガイドさんが専用のバンで、宿泊先ホテルまで迎えに来てくれて、ツアーに出発です。
宿泊先ホテルはこちら▼でした。

インスタ映え寺院 ワット・パクナム

ホテルを出発してから最初に訪れたのはワット・パクナムでした。
下車して道なりに歩いていくと、白くて大きな仏塔が見えてきます。
中に入ることもできる5階建の仏塔です。
敷地内には20ほどの寺院が立ち並んでいますが、その中でもワットパクナムの心臓部ともいえるのが白い大仏塔です。タイ国王陛下と王妃陛下の生誕72年の記念として2004年に工事が始まり、2012年に完成しました。
We Love Expedia
2012年に完成しているので、歴史的建造物ではなく、新しい仏塔です。
これがインスタ映え寺院…?と思ってしまうかもしれませんが、インスタ映えスポットは5階の内部にあります。

1階は展示スペース。
1フロアを全て使った広いエリアに、数々の調度品が展示されています。
ガイドさん曰く、これらの調度品は「偉いお坊さんが貰った物」だそう。

中層階ではお祈りスペースがありました。
みなさん熱心にお祈りされています。
ワット・パクナムの見どころ

ワット・パクナムの見どころは、やっぱりこれ。
緑色の仏塔はさることながら、ライトアップと装飾が施されている天井が特徴的です。
インスタ映えとして話題になるのもわかります。
大仏塔の上に広がるのが、過去二十八仏とそれぞれの仏様が悟りを開いた28種の菩提樹が描かれた天井画です。この絵が表現しているのは宇宙空間。仏塔と天井画が一体となってプラネタリウムのような美しさを放っているのはそのためなのです。
We Love Expedia
この天井は宇宙空間を表しているんですね。
不思議な世界に入り込んでしまったような、近未来的な印象も感じます。
ワット・パクナムの基本情報
英語名称 | Wat Paknam |
住所 | 300 Ratchamongkhon Prasat Alley, Pak Khlong Phasi Charoen, Phasi Charoen, Bangkok |
入場料 | 無料 |
営業時間 | 8:00〜18:00 |
公式HP | https://www.facebook.com/WATPAKNAM.BKK/ |
3大寺院① ワット・アルン

次に、ワット・アルンを訪れました。
アルンとは「暁」という意味で、三島由紀夫の小説「暁の寺」に描かれた寺院です。アユタヤ時代に建立され、当時はワット・マコークという小さな寺院でしたが、1779年、トンブリ王朝のタークシン王がエメラルド仏を祀りワット・アルンと名付け、第一級王室寺院としました。トンブリ王朝からチャクリー王朝となってからはワット・プラ・ケオが第一級王室寺院となり、エメラルド仏も移されました。
タイ国政府観光庁
ワット・アルンには合計5つの仏塔あり、最も大きい仏塔を囲むように、4つの仏塔が建てられています。
一番大きな仏塔の高さは80m、土台の周囲は237mにもなるとのこと。
ワット・アルンの見どころ

5つの大きな仏塔そのものはもちろんなのですが、それら全てに施された細かな装飾がワット・アルンの見どころ。
遠目では白地に緑を中心とした模様が描かれている、という風にしか見えないかもしれませんが、近づいて見てみると、様々な色の陶器で細かく装飾が施されていることがわかります。
巨大な仏塔5つに、絵を描くように1つ1つ陶器で模様を作る…なんて考えただけで気が遠くなる…。
そんなことを考えながらこの模様を眺めていました。
ぜひ、模様の細部にまで着目してじっくり眺めてみてください。
ワット・アルンの基本情報
英語名称 | Wat Arun |
住所 | 34 Arunamarin Rd., Wat Arun, BangkokYai, Bangkok |
入場料 | 50バーツ |
営業時間 | 7:30〜17:30 |
3大寺院② ワット・ポー

お次は、ワット・ポー。
ワット・ポーは、涅槃仏とタイマッサージの総本山として有名なお寺です。
アユタヤ王朝時代からあった寺を、現王朝チャクリー王朝の初代国王「ラーマ1世」の手によって、1788年に再建されました。バンコクで一番古いお寺です。
タビナカ
全体をカメラに納めるのが難しいほどの巨大な涅槃仏は、全長46m、高さ15m。
実際に見ると圧巻です。
ちなみに、涅槃(ねはん)とは、お釈迦様が入滅する(亡くなる)時の姿のことです。
そのお姿を表した仏像が、「涅槃仏」というものです。

目を閉じていれば亡くなった後、開けていれば亡くなる前にお弟子さん達に最後の説教をしているお姿です。
タビナカ
ワット・ポーの涅槃仏は目を開けているので、最後の説教をしているお姿ですね。
ワット・ポーの見どころ

ワット・ポーの見どころは、涅槃仏の足の裏の装飾。
足の裏には仏教の世界観を現した108の図が、美しい螺鈿(らでん)細工(貝殻を研磨して模様にはめ込んでいく装飾方法)によって描かれています。
タイ国政府観光庁
ワット・アルンに引き続きですが、ワット・ポーの見どころも装飾です。
巨大な涅槃仏はもちろんなのですが、全体を見て終わりにせず、足裏の細部にまで施されている装飾にも注目してください。
ワット・ポーの基本情報
英語名称 | Wat Pho |
住所 | 2 Sanam Chai Rd, Phra Borom Maha Ratchawang, Phra Nakhon, Bangkok |
入場料 | 200バーツ(120cm以下の子供は無料) |
営業時間 | 8:00~18:30 |
3大寺院③ 王宮&ワット・プラケオ

最後に訪れたのは、王宮エリアとワット・プラケオです。
ワット・プラケオは王宮の敷地内にある王族専用の寺院です。とても格式が高く、今でも執務に使われるため、観光できるのは寺院の一部となっています。また、寺院と言っても儀式的な使われ方がほとんど!寺院内には僧侶がいないのが大きな特徴です。
寺院内には翡翠でできた仏像が祀られていて、これが「エメラルド寺院」と言われる所以です。
タビナカ
いまでも王室の重要式典が執り行われるほどに、タイでは最高の地位と格式がある仏教寺院。
観光できるのは広大な敷地のうちのほんの一部ですが、由緒ある王室の施設に外国人観光客でも入れるので、絶対に行っておきたいスポットです。
王宮の入り口は白い壁で囲われており、その向こうには広大な敷地が広がっています。
王室の施設なだけあって入り口のセキュリティは厳重で、服装もチェックされます。
服装についてはこの後の内容で詳しく記載していますので、そちらをご覧ください。

セキュリティを抜けて進んでいくと、金色の仏塔が遠くに見えてきます。
最初の写真撮影スポットはここです。

さらに進んでいくと、先ほど金色の仏塔が見えた、寺院エリアに到着です。
ここには広いエリアに多数の仏塔が並んでおり、見て回るのも大変。
ガイドさんが見どころを説明してくださいました。
ワット・プラケオの見所

ワット・プラケオの見どころは、本堂にあるエメラルド仏です。
エメラルド仏は本堂の中に入って実際に見ることができますが、本堂内は写真撮影禁止です。
ぜひ、ご自分の目で見てみてください。
ワット・プラケオの基本情報
英語名称 | Wat Phra Kaeo |
住所 | Phra Nakhon Bangkok |
入場料 | 500バーツ |
営業時間 | 8:30〜16:30 |
定休日 | 営業日カレンダーで要確認 |
公式HP | https://www.royalgrandpalace.th/en/home |
バンコク寺院観光は服装に注意

寺院は観光客だけではなく、熱心にお祈りに訪れている地元の方もいらっしゃいます。
失礼がないように、相応しい服装で観光しましょう。
ワット・プラケオにはドレスコードが定められている
ワット・プラケオでは、ドレスコードが定められており、「参拝時に禁止されている服装」が公式ホームページに掲載されています。
ワット・プラケオで着用が禁止されている服
- タンクトップTシャツ
- 着丈の短いTシャツ
- 透けている服
- ショートパンツ・ホットパンツ
- ダメージドジーンズ
- スキニーパンツ・スパッツ
- ミニスカート
基本的に、肌を露出する服、ピタッとして体型がはっきりわかる服が禁止されています。
他のお寺に参拝するときも、このドレスコードを参考に服装を確認してください。
ワット・プラケオの入り口はたくさんの警備員がセキュリティだけでなく、服装もチェックしていました。

ワット・プラケオで私の前に並んでいたタイ人の女性は、レースがついた複雑な?服を着ていたからか、警備員に声を掛けられていました。
しっかり見られているので、気をつけましょう!
日射し・暑さ対策も忘れずに
どのお寺も、基本的は屋外を見て回るので日射しを遮るものがなく、石造りで照り返しもあり、本当に暑いので、日射し、暑さ対策の準備も忘れずに。
- サングラス
- 日焼け止め
- カーディガン
- ミネラルウォーター
カーディガンは日焼け対策だけでなく、移動中の車内は冷房が効きすぎていることがあるので、持っていると安心です。

ミネラルウォーターなどの飲み物は寺院の中でも販売されているのを見かけましたが、観光地価格でした…。
まとめ:寺院巡りはバンコク観光で外せない
バンコク寺院巡りは、タイ仏教の文化を感じられる、外せない観光スポットです。
それぞれのお寺の敷地が広く、見てまわるポイントもたくさんですが、見どころだけは見落とさないようにしましょう。
サクッと効率よく4つのお寺を巡って、見どころポイントも見落としたくない場合は、現地ツアーに参加するのがおすすめです。
以上、バンコク3大寺院&ワットアルン巡りについてでした。
\ 現地ツアーで効率よく観光 /
コメント