今や海外旅行になくてはならない必須アイテムとなっているWi-Fiルーター。
実は、私は過去に一度、レンタルしたWi-Fiルーターを空港で受け取り忘れて出国してしまったことがあります。
その時は幸運にも最終的にWi-Fiルーターを手にすることができたのですが、そこに至るまでは、なんとか受取ることができないかと様々な方法を試しました。
今回は、Wi-Fiルーター受け取り忘れという絶対にやってはいけない失敗について、以下のことをご紹介します。
- 私のWi-Fiルーター受け取り忘れ体験談
- 受取り忘れたWi-Fiルーターを手にしようと試みたこと(効果がなかった方法)
- Wi-Fiルーターを受け取り忘れた時の解決方法
今まさに受け取り忘れに気づき、為す術を探してこの記事にたどり着いたという方がいらっしゃいましたら、解決方法の項目まで読み飛ばしてくださいね。
どうか無事にWi-Fiルーターを手に入れて、楽しい旅行となりますように…
Wi-Fiルーター受け取り忘れ体験談
ハワイ出発前の成田空港で事件は起きた…
2019年6月、結婚式と新婚旅行を兼ねたハワイ旅行へ向かう際、成田空港で受け取り忘れました。
結婚式、新婚旅行、ハワイ、ANA、A380、Flying Honu、ビジネスクラス…という幾つも並んだウキウキワード。
完全に浮かれまくっておりました。
そして、受け取り忘れに気づいたのはラウンジでゆったりまったりしていた時。
気づく前は、ラウンジでお寿司いただいたりしてました。
呑気に浮かれて楽しんでました。
そして、搭乗時間まであと1時間半程となった時、夫から放たれた一言でやっと発覚。
「Wi-Fiってハワイ着いてから受け取るんだっけ?」
浮かれモード一転、サッと血の気が引きました…。気づくの遅すぎる、マヌケすぎる…。
夫も気づくの遅すぎ…連帯責任では?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これは完全に私が悪いんです。
「私がWi-Fi担当!」と勝手に宣言して、最安値でレンタルできるサイトを探して、予約して…と、ここまではよかったのです。
が、その後の受け取りについて情報共有してなかったんです。
そりゃ、私にWi-Fi担当を宣言されてしまったのだから、夫も私に任せますよね。
ちなみに、成田空港で他にも用事が色々あったのですが、夫の担当部分については全てiPhoneのメモ機能にToDoリストを作って、全て完璧にこなされていました。
成田空港でのToDoリストを作らなかったのは私、そもそも予約してからWi-Fiルーターの存在を忘れ去っていたのは私なのです…。
予約したWi-Fiルータについて
ちなみに、この時はテレコムスクエアを利用してWi-Fiルーターを予約していました。
別行動したときに連絡を取り合うことも考えて、夫と私で1人1台ずつ確保。
夫には念の為少し容量多めの1GB/日プランを、私は外出先でLINEの連絡だけできれば十分なので300MB/日プランを申し込みました。
<1GBプラン>
2台を10日間レンタルして、合計5,040円でした。
300MBプランに関しては、容量が少ないということもありますが10日間で1,270円、1日あたり127円。
この受取り忘れに関してテレコムスクエアには一切の落ち度は無く、むしろ「Wi-Fiルーター割引」で割引がかなり掛かっており、お安く手配できました。
テレコムスクエアでは頻繁にキャンペーンが実施されていますので、これからWi-Fiルーターの手配を考えている方は、一度キャンペーン情報や見積料金をチェックしてみてください。
なんとか解決しようと試みたけどダメだった方法
夫から放たれた一言で受け取り忘れに気付いた後は、搭乗開始のタイムリミットが迫る中、思いついた方法を片っ端から手当たり次第に試み、とにかく解決を試みます。
色々確認したり問い合わせたりと解決を試みたけど、ダメだった方法は以下です。
- Wi-Fiレンタル会社で救済措置が設けられていないか、規約を確認
- Wi-Fiレンタル会社と受け取りカウンターに連絡
- 航空会社に代理受領を依頼する
これ以降では、1つずつ解説していきます。ご参考に…。
受け取り忘れの救済措置がないか、テレコムスクエアの規約を確認
まずは予約完了時に受け取ったメールを確認し、受け取り忘れの場合の対応を確認しました。
現地で代わりのルーターが借りれたり、返金されたりしないかな…と、厚かましくも淡い期待を込めて…。
「出国ゲートを越えてからの商品の受け取りは不可、受け取れなくても返金はしない」としっかりメールに記載がありました。
そりゃ、そうですよね。当然です。
メールにこれだけしっかり書かれているということは、きっと私と同じように受け取り忘れしてしまう人が多いということなのでしょうか…。
テレコムスクエアと受取カウンターに連絡を試みる
予約したテレコムスクエアに直接連絡したらなんとかなるかも…と、こちらも厚かましくも淡い期待を込めて受付完了メールに記載されていた電話番号を確認します。
電話番号の下に書かれていたのは、「営業時間:9:00~18:00(年中無休)」の文字。
時計を確認すると、18時を2,3分過ぎていました…。気付いたのが遅すぎる、タイミングが悪すぎる…。
それでも一か八かの願いで電話を試みましたが、営業時間外で当然繋がらず。
もう1ヶ所、成田空港の受取カウンターに直接連絡して問い合わせることも考え、連絡先を探しましたが見つかりませんでした。
受取カウンターは、どうやらテレコムスクエアなどのWi-Fiレンタル会社から端末の受け渡し業務を受託しているだけ、という位置付けだからなのか、連絡先は探しても見つかりませんでした。
そもそも、予約完了時に受け取ったメールに「出国ゲートを越えてからの商品の受け取りは不可、受け取れなくても返金はしない」と書かれている以上、営業時間内であっても対応してくれることはないと思われます。
後から落ち着いて考えると、「Wi-Fi受け取り忘れたから助けてください!」という電話はテレコムスクエアと受取カウンターの立場にとって迷惑な話でしかありません。
申し訳なかったと思っています。
当時は手当たり次第に考え得る方法を試してなんとかしたい、という気持ちが先走っていました。
ラウンジのANAスタッフさんに聞いてみる
同じような経験した先人が何か情報を残してくれているのではないかと、Googleでも調べました。
あまり多くの情報は出てきませんでしたが、「航空会社のスタッフに相談したら、代わりに受け取って持ってきてくれた」という内容の情報がちらほら…!!!
大変厚かましくもこれには前例の情報があるだけに、何とかなるかもという大きな期待と共に、ANAスタッフさんがいらっしゃるラウンジ内のカウンターに早速相談へ。
事情を説明すると、丁寧に対応いただき、搭乗便についての情報を聞かれました。
そして、スタッフさんから出された回答は、「搭乗時間まで残り時間が少ないので、対応できない」とのことでした。
詳しく説明を聞くと、今回のようなWi-Fi受取り忘れの場合、以下の流れの対応になるそうです。
- 一度出国を取り消して、出発エリアに戻る
- Wi-Fiを受取る
- 再度チェックインして、荷物も預け直す
- 再出国
この方法は時間を要するため、搭乗までの残り時間で対応不可という回答になったのです。
搭乗までに十分な残り時間があればこの方法でWi-Fiが受け取れたのかもしれませんが、「十分な残り時間」がどのくらいかは不明です。
そして、出国取消して結局最終的に出国するなんて、とっても大掛かりで大迷惑な話ですね…。
さらに、Googleで調べて得た情報をもとに、「代わりに受け取っていただくことはできますか…?」とこちらから厚かましくも恐る恐る聞いてみたのですが、受取り忘れたお客様の代わりに端末を受け取ることについては、以前は対応していたこともあるが、今は対応できなくなったとのことです。
Google検索から見つけた情報は少なく、また少し昔のものもあったので、いつかの時点から対応方針が変わったのだろうと思います。
一連のやり取りの最中、スタッフさんはとても親身になっていただき、別の部署かそのスタッフさんの上司なのか、どこかに電話で相談までしてくださり対応いただきました。
ANAスタッフさんにもご迷惑とお手間を掛けてしまいました…。
もし、この記事を参考にしていただき、ANAや他の航空会社のスタッフさんに相談する際は、このブログに書いてあったから…という理由で無理強いせず、その時に対応いただいたANAスタッフさんの対応方針に従ってくださいね。
辿り着いた解決方法は3つ
色々と前置きが長くなりましたが、搭乗開始まで1時間半という短いタイムリミットのなかで手当たり次第に手段を試しました。
そして、Wi-Fiルーターの受け取り忘れを解決する方法は、以下3つの方法です。
- 未出国の同行者に代理受領してもらう
- 受取り忘れたものは諦めて、現地受取りが可能なWi-Fiレンタル会社で手配する
- 受取り忘れたものは諦めて、現地でSIMカードを購入する
実は、私は解決方法1の代理受領で無事に解決してWi-Fiを手に入れることがができたのですが、これは偶然と幸運が重なったからです。
解決方法2と3が現実的な解決策だと思うので、ご自身の状況に合わせて可能な方法を選んでみてください。
解決方法1:代理受領してもらう
これは、同行者など旅行先で合流できる人がまだ出国前エリアにいる場合、その人に代理受領してもらう方法です。
テレコムスクエアに関しては、代理の人でも受け取れることが公式HPのFAQで案内されていました。
ご利用のWi-Fiレンタル会社が代理受領に対応しているか、公式HPなどで確認しましょう。また、代理受領時に提出が必要な書類がある場合もあります。
予約完了メールを代理受領してもらう人に転送するなどして、受注確認書や受取カウンターの場所を事前にしっかり伝えておきましょう。
代理受領はよほど幸運でないと実現しない
私の場合、今回は結婚式を兼ねていたこともあり、成田空港から遅い時間に出発する別便でハワイに向かう家族がいたため、代理受領が可能でした。
その家族に、Wi-Fi受け取り忘れた!とLINEで状況報告したところ、「可能なら代わりに受け取ろうか?」と神の一言が…。
これまでフル回転であらゆる手段を講じていたのに自分で解決しようという事ばかりに集中してしまい、誰かに代わりに受け取ってもらう、という考えは微塵も浮かびませんでした…。
ここで初めてテレコムスクエアの公式ページでFAQを確認し、代理受領可能なことを知ったのです。
家族の搭乗便の出発までは時間的な余裕はあったのですが、航空会社はJAL…。
連絡バスでターミナル移動をさせるという大迷惑を掛けながらも、何とか代理受領してもらいました。
家族には予約完了メールを転送しておきました。
そこに添付されている受注確認書を受取カウンターで見せると、何事もなくスムーズに受領できたとのことです。
解決方法2:受取り忘れたものは潔く諦め、現地受取可能な端末を予約する
代理受領するには、出国前エリアにいる同行者がいないと成り立ちませんので、万人に当てはまる方法ではありません。
受け取り忘れた場合は潔く諦め、現地到着後に受取可能なレンタルWi-Fiサービスを探すのが現実的な手段かと思います。
私自身、ANAスタッフさんに対応不可と回答を受けた後、家族に嘆きのLINEを送る傍、ハワイ到着後に受け取れるWi-Fiサービスを探し始めていました。
現地受け取りが可能なサービスは、VELTRA(ベルトラ ) から申し込みが可能です。
現地オプショナルツアー予約のイメージが強いVELTRAですが、Wi-Fiの手配も可能です。
解決方法3:受け取り忘れたWi-Fiは潔く諦め、現地でプリペイドSIMカードを購入する
受け取り忘れはやっぱりどうしようもないので潔く諦め、現地到着後にSIMカードを購入する方法です。
PCも利用したい場合や、複数のスマホで端末で共有したい場合は、Wi-Fiが必要になりますが、現地で利用する端末がスマホ1台のみの場合、SIMカードでも十分です。
海外ではプリペイドのSIMカードが普及しており、旅行者でも購入することができます。
空港内のお店で売られており、普段使っている端末にSIMカードを入れ替えるだけですぐに使えるので便利です。
各国の通信会社から、3日間、1週間、1ヶ月など複数の有効期限のSIMカードが出ているので、滞在期間に合わせたSIMカードを選んで購入してください。
現地のSIMカードを利用するには、お持ちのスマホがSIMフリー端末でなければなりません。
また、SIMカードがお持ちのスマホの機種に対応するかも確認してから購入するようにしてください。
また、海外対応のプリペイドSIMはAmazonなどのネット通販でも購入できるので、旅行出発前に準備しておけば飛行機が着陸した瞬間から使えて安心です。
そもそも、受け取り忘れないための対策を万全に…
そもそも論ですが、受取り忘れないことが一番なのです。
そのため、受け取り忘れのリスクをできるだけ無くしておく対策が必要だと強く実感しました。
- レンタルWi-Fiの受け取り場所を空港ではなく、自宅や職場への配送で出発前に受け取る
- 「出国前のやることリスト」などを作って、忘れないようにする
- 同行者からも出国前にリマインドしてもらうよう、あらかじめ情報共有しておく
考えられるだけでもこれだけの対策方法があるのに、その時の私は、これらのどの対策も行なっていませんした。
受け取り忘れて当然ですね。何度思い返しても、反省しかありません。
まとめ:Wi-Fiを受け取り忘れたら基本的には諦めるしかない。忘れないための予防策が大事…!!!
空港で受け取り忘れたWi-Fiを出国後に受け取る方法は、以下の2つです。
- 出国取消&再出国手続きをして自分で受け取る
- 未出国の同行者に代理受領してもらう
上記の方法は2つともそれぞれ実現させるための条件やハードルが高いため、受取り忘れてしまったら基本的には諦めるしかありません。
Wi-Fiルーターを受取り忘れたら、そのWi-Fiルーターのことは諦めて、以下のどちらかの方法でリカバリーしましょう。
- 現地受取りが可能なWi-Fiレンタル会社で手配し直す
- 現地でSIMカードを購入する
しかしながら、せっかく予約したWi-Fiとその費用が無駄になり、更に追加の費用までかかってしまいます…。
そもそも、受取り忘れが起きないように予防することが最も大切です。
- レンタルWi-Fiの受け取り場所を空港ではなく、自宅や職場への配送で出発前に受け取る
- 「出国前のやることリスト」などを作って、忘れないようにする
- 同行者からも出国前にリマインドしてもらうよう、あらかじめ情報共有しておく
インターネットを利用したい端末がスマホ1台だけであれば、Wi-Fiルーターである必要もないので、事前に現地で使えるSIMカードを手配しておくのも良いでしょう。
以上、長くなりましたが、レンタルWi-Fiを受け取り忘れてしまった実体験と、それに基づく解決方法でした。
空港でのWi-Fi受取り忘れは、旅の出鼻を挫くテンションが下がるハプニングですが、気持ちを切り替えて楽しい旅行の思い出を作ってくださいね!
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